日本EMDR連絡協議会を設立するためのホームページ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成26年1月19日(2014年)ホームページ作成に取りかかりました。そのため今現在は未完成であり、不備が多数あります。 完成の暁にはうつ病やトラウマ、パニック障害に悩む現代人の希望の灯台になるものと確信しています。 日本ENDR連絡協議会を設立するための準備ホームページです(学術的な機関ではありません)。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
精神疾患の現状 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現在世界中にうつ病や精神疾患の人が増えています。一昔前は精神病と言えば「きちがい」といって蔑視し忌み嫌う存在でしたが、現在は精神病と言わず精神疾患として胃腸などの病気のような一分野として特別な病気としては扱われなくなりました。胃腸などの病気の人が多いようにうつ病などの人も非常に多いのです。 私はまわりに精神疾患を持った人が多いのに驚いています。いったいどれくらいの割合の人が悩んでいるのでしょう。悩んでいても胃腸の病気のように病院にかかることがなく、実態がつかめないのが現実です。 なぜ悩んでいても病院にかからないのでしょうか。理由として挙げられるのは「何とか生活が出来る」「心の問題だから自分で解決するしかない」 「どこの病院にかかって良いのかわからない」「医療費が捻出できない」「精神科にかかったりすると回りから変な目で見られる」などいろいろでしょう。 また、今まで「これで治る」という決定的な治療法がなく、精神科に行っても悩みを聞き、向精神薬を処方されたりするだけで、薬が効かなかったり、効いても服用を中止すると元に戻ってしまう。 ついには医療費が続かなくなって通院を止めてしまうので、結局元の木阿弥だという事になります。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ENDRは人類を救う | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
EMDR(Eye Movement Desensitization and Reprocessing)は「眼球運動による脱感作および再処理法」というものでフランシーン・シャピロが自身の偶然の体験から発見した治療法の事です。 あるときシャピロが頭を動かさずに眼球を左右に何回か動かした後、何とも言えない爽快感を感じたというのです。原理がよくわからないまま患者に対して治療を行ったところ明確な効果が認められました。 以来欧米では児童虐待にあってきた人や戦場帰りの兵士などのトラウマ解放治療に使われています。 日本は阪神淡路大震災が起こりPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩む人が多数発生するまであまり注目されてこなかったせいで、残念ながら普及が遅れています。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「眼」は命を守る | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ほとんどの動物が目持っています。目は進化の過程で動物が獲得したすばらしい器官です。今から五億数千万年前の生物は目を持っていませんでした(エディアカラ生物群・五億七千万から五億四千年前のエディアカラ丘陵の地層から発見された生物群)。 その後、大絶滅が起こりエディアカラ生物群は姿を消し、五億一千五百万年前のバージェス頁岩から多数見つかった生物群には目を持ったものが多数現れました。エビのような触覚を持ったアノマロカリスという最大の捕食者の発見は衝撃を与えました。動物が目を持つことで餌を見つけたり、自分が餌になることを避けられるようになった。 この目の存在によって動物たちの確実な進化が始まりました。もし目が発明(自分で自分を作るという遺伝子の不思議さ、すばらしさに驚愕するばかりです)されなかったら現在の社会は存在しなかったことでしょう。 進化の過程は池田清彦著の「38億年生物進化の旅」はわかりやすくて一読されることをお勧めします。 次に人類の誕生にも目が大きな役割を果たしたことを見ていきましょう。人類は諸説はあるもののおよそ六百万年前のアフリカで誕生したようです。 その頃にチンパンジーから分岐したのでしょう(余談ですがキリスト教原理主義の人たちは否定しますが)。木から下り地上を徘徊することによって居住空間が広がり、ついには草原地帯に進出しました。草原は隠れる場所が少なく捕食者に狙われる可能性が高まります。人間は遺伝的に嗅覚の発達を無くしたようで、目で捕食者をとらえる必要がありました。 身体はできる限り動かさず、目を左右にして捕食者を探します。動物を発見した場合、それが餌なのか捕食者なのかを一瞬にして判断しなければなりません。もし捕食者であれば即座に判断し逃れるための行動を起こします。この命に関わる記憶は他の記憶と区別して記憶する必要があります。そのための重要な働きをするのが扁桃体です。記憶は一旦海馬に記憶され(短期記憶)必要な情報であれば大脳皮質に永久記憶されます。 死をもたらす恐怖の記憶は扁桃体が「危険だ」との情報を付加し記憶の棚にしまい込まれます。同じ体験をすればこの情報によって身を守ることが出来ます。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身体の不調をなくすには? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トラウマやうつ病などの心の病は身体部分に病理があるのではなく、この脳の仕組みそのものに由来しているのです。心と身体の関係に問題が発生して病を発症します。 本来命を守るべき扁桃体が関与した記憶が、身の危険を感じなくなった現在において過剰防衛となり身体の不調を作り出してしまいます。 では扁桃体が関与した記憶によってもたらされる身体の不調をいったいどうすれば克服できるのでしょうか。 簡単に言えば「記憶の書き換え」を行うことです。過去に味わった「恐怖」の記憶を「恐怖を伴わない」記憶に書き換えてやれば身体の不調を来さなくなるという事です。 長年そんなことは不可能だと思われてきました。悪夢を伴う記憶は消し去るか、その記憶に耐えることしかない、 そこに精神科のカウンセラーの必要性があり、薬物を使う必要性があるとされてきたのです。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||