1987年11月29日 夢にまで見たアフリカの大地エジプトへ一歩を印しました。アフリカの大地に昇る真っ赤な太陽を見たいと言う妻の言葉に、なけなしのお金をはたいてやってきた希望の大地。30数年の人生の中で味わった最大の苦難の中で、それを乗り越えるための勇気を探しに来た大地。飛行機を降りたとたんに見たアラビア服の男たち。そして、アラビア文字。感動でした。ついにやってきたとの思いが沸々とわいてきました。この時から、エジプトは私たちの心のふるさとになりました。妻は死んだら、骨をこのエジプトの砂漠にまいてほしいと言ってます。この旅を含めて、私は2回、妻は3回エジプトに来ています。何回も来たいと言っています。やはり、エジプトは人類の本当のふるさとではないでしょうか。数十万年前にアフリカの大地溝帯に生まれたイブが現在の人類の祖先ではないかと、細胞内に共生しているミトコンドリアの遺伝子の分析で言われています。エジプトの大地に立っただけで、身体がそれを思い出すのではないでしょうか。 |
母なるナイル |